学会について

理事長挨拶

 この度、2022年2月に東京でWeb開催されました第24回日本病院総合診療医学会前日の理事会および会期中の評議員総会において、林純前理事長の後任として第二代理事長に選任いただきました、広島県厚生連尾道総合病院 田妻 進です。大変名誉なことではありますが同時にその重責に身の引き締まる思いです。

 日本病院総合診療医学会は2010年2月に林純名誉理事長・最高顧問が学会設立とともに第1回学術総会を福岡で九州大学総合診療科教授(当時)として開催されて以来12年が経過しましたが、その間、林理事長のリーダーシップにより学術団体として着実に発展してきました。当学会は学術活動を重視して年2回の学術総会を定期開催するとともに、学会認定医制度の整備とその研修基準となるテキスト『病院総合診療医学』を発刊し、病院総合診療医学を実践する医療人の養成と学問体系を学会の方向性として確立しつつその発信にも努めてきました。それに伴い会員数も開設当初の80名から2100名を超えるに至り、学会組織基盤が充実しつつありますが、同時に学会としての社会的使命も進化・深化しつつあります。2018年に開始された新専門医制度では総合診療専門医が19番目の基本領域専門医として整備されて、学会として従来の認定医制度の拡充とサブスペシャルティ領域専門医制度の整備が希求され、“日本版ホスピタリスト”として病院総合診療専門医制度を2021年に学会主導で準備して2022年にかけて本格的に始動しています。

 その急速な変化の中で就任した理事長として、以下の基本方針で学会運営に注力したいと考えています。

  1.ガバナンスの強化

  2.学際的な学術活動

  3.専門医制度の充実

 具体的には、1)理事、評議員、会員諸兄からダイバーシティーに配慮した幅広い年代層の参画、他学会・他団体組織からのアドバイザリーボードを交えた弾力的かつ機動的な組織統治、2)横断的な学問領域との学術的共生、3)米国SHM(Society of Hospital Medicine)とのcollaborationに基づくグローバルな研鑽による“日本版ホスピタリスト”養成、を目指します。

 今後とも本学会を宜しくお願いいたします。

2022年4月1日